『肌は薄い方がいい?
厚い方がいい? 』
面の皮が厚い、厚顔無恥、厚かましい人‥など、皮膚の厚みに関する言葉・表現がありますが、最近、サッポー美肌塾の一般読者から、肌が薄いとか厚いという表現をよく聞くようになりました。
サッポーを使用されるようになったお客様からも、ご相談の中に、肌が厚い・薄いの話題がありました。どうやら、お客様にたいする説明に、肌状態を説明する方便として、この表現があちらこちらで流行っているようです。
しかし、正しい肌状態を知らないままに、このような表現が一人歩きし始めると、ちょっと危険かな〜!?!?と思い、美肌だよりのテーマに致しました。
◆現実の肌の厚みはほとんど違いがない‥が真実
◆薄い・厚いは感覚的に感じているもので、実態ではない
皮膚が薄い、厚いなどは感覚的な表現です。薄い・厚いとの評価は真に受けないようにしましょう。方便で使われている言葉です。実際の厚みを言っているのではありません。
角質層は部位によってその層数が随分異なります。特に薄い瞼を覗けば、頬骨の辺りで8〜10層程度、その他は大体10層〜15層あります。
ところがこのような角質層の厚みの実態は層の多少にかかわらず、四捨五入すると全て0.02mm。つまり、1mmの1/50前後です。薄い薄い層には違いないのです。
この薄い死細胞の層である一つひとつの角質が良く水分を保持していたら、柔らかく柔軟で、毛穴が目立つことはなく、肌に透明感があり、薄くも厚くも感じません。つまり、育った肌です。
■厚い・薄いを感じるその真実は?
しかし、よく育った肌も、急激に乾燥ダメージを受けると、例えば、風に吹かれ続けて一気に肌表面が乾燥し、ガサガサになってしまったとしたら..。水分を無理やり奪われた肌表面は硬くなり、角質は縮み・歪み、さらに薄くなりますが、肌は硬くなって逆に厚みを感じてしまいます。
また、既に肌の未熟化を進行させていた肌だと、角質層を構成する一つひとつの細胞自身は痩せて薄いのですが、乾きやすいため、硬くなりやすく、やはり厚みを感じてしまうのです。_
このような肌も、しっかり保湿され、保護されていたら、しなやかさが与えられ、肌に透明度もあります。ところが過敏さも備わっているので、赤みが強調されたり、時には刺激に敏感に反応したりします。すると、肌が薄いと感じてしまうケースが多くなります。
あるいはまた、既に未熟化を進行させていた肌が、サツポーの肌が育つケアで、肌が育ち度を上げ始めた時、いつもはすぐに剥がれていた最表層の角質が2〜3日長く肌に踏み止まるようになります。するとどう感じるか?‥厚く感じます。
未熟で痩せた乾きやすい、硬く縮み歪んだ角質が今までより2〜3層多くなるわけですから、実際に厚みを増し、硬さも増すので、分厚くなったように感じます。数字にならない厚みの変化ですが、感覚としては大きな変化に感じます。
また見映えも、未熟化の表れが強調されますので、悪くなったように見えます。これが過渡期の良い現象ですね。
やがて、このような角質層の下で育つ表皮細胞が角化し、以前より育った角質が角質層を形成していくと、細胞そのものが水分を含み、柔らかくしなやかで、強さを備えた美しさが表れてきます。もちろん厚みなどは感じないし、薄いとも感じない健康な肌に変わっていくわけです。
■厚くも薄くも感じない肌が良い状態の肌
柔らかさ、しなやかさ、はり、しっとり、さっぱり、サラサラ、つやつや、すべすべ、もちもち‥‥これらの言葉は、良く育った肌が、様々な環境で見せる、様々な良い状態を現す表現です。
このような肌は、自分の肌が厚いとか、薄いとかを意識することがありません。一つひとつの細胞が良く育ち、その良く育った細胞が角質として完成した肌の姿です。
言葉通りの意味で、肌を薄くしたいとか、厚くしたいなどと思って、ケアを見つめだしたら、とんでもない肌(はた)迷惑な迷路に入っていきますからね(^_^;)
2011.03.10配信分
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